日本折紙協会について > 日本折紙協会の主な活動

普及・展示活動

 月刊誌・書籍の編集発行

● 「月刊おりがみ」の発行

月刊誌である「月刊おりがみ」は、通巻445号(2012年9月号)を数え、発行部数は10,000冊に達しています。

 

● 折紙関連書籍の発行

折り紙を題材にした単行本も多数編集発行しています。

 

● その他出版活動

他の出版社が発行する書籍についても、折紙作品の提供、折図監修などの形で協力しています。

 


 世界のおりがみ展・日本折紙コンテスト

世界のおりがみ展「お国自慢」シリーズ
世界のおりがみ展「お国自慢」シリーズ

日本折紙協会と日本折紙博物館(後述)が主催する「世界のおりがみ展」ならびに、「日本折紙コンテスト」は、4年毎に開催され、性別年齢を問わず折紙愛好家や団体・サークルから作品を募集し、コンクール形式で優秀作品を賞賛する展覧会です。応募作品は、国内のみならず世界各国から毎回200点以上が集まり、世界的な展覧会として折り紙による国際親善という実績もあげています。

 

優秀な作品に授与する各賞は、応募(出展)者に大きな名誉と感動を与え、世界の折り紙作家の作品発表の場としての地位を築いています。一方、折り紙という庶民文化と創造教育の普及という役割も担い、折り紙を楽しむ誰もが参加できる開かれた展覧会としての性格も併せ持っています。

 

応募作品は全国各地の百貨店などを巡回展示し、文化催事として大変好評をいただいています。初回展には美智子皇太子妃殿下(当時)のご台臨を仰ぎ、既に13シリーズ目を数えますが、海外でも展示され、これまで150か所を越える開催地で多くの方々に楽しんでいただいています。

毎回、外務省・文化庁ほか後援を賜り、各県・市や教育委員会の推奨を受けており、その評価は定着しています。

 折紙教室の開催

日本折紙協会が認定する「折紙講師」が、全国各地のカルチャーやコミュニティーセンターが開講する「折り紙教室」で講師を務めています。

また、全国のイベント会場からの「折り紙教室」のご依頼に応じています。

資格制度・啓発活動

折紙講師認定書
折紙講師認定書

● 資格・級認定制度

会員を対象に「おりがみ級」認定制度、「折紙講師」資格制度を運営しています。

「折紙講師」資格取得後は、「講師講習会」で、指導方法に加えて、折り紙の歴史など折り紙に関わる周辺知識などの修得でき、上位の資格である「折紙師範」、「上級折紙師範」の取得を目指すことができます。

 

● 啓発活動

一般の方も参加できる「講師勉強会」、「折紙シンポジウム」などを毎年開催し、様々な啓発活動を通じて、折り紙の普及・推進のための人材を育成しています。

 


国際交流・普及活動

ジャスミンと桜の友情による催し(インドネシア)
ジャスミンと桜の友情による催し(インドネシア)

外務省の要請に応じて世界各地の「在外広報日本文化センター」へ寄贈する「月刊おりがみ」は、毎年1,000冊を越えています。

また、日本国政府や国際交流基金の助成、後援を受け、折り紙専門家の海外派遣や、海外文化交流イベントへの参加、海外折り紙作家の招聘など国際交流活動による、折紙の普及にも積極的に取り組んでいます。

 

 

 

日本折紙博物館開設と展示活動

● 日本折紙博物館(石川県加賀市)

年間100万人以上の集客力を持つ、御菓子城加賀藩(石川県加賀市)との共同事業として、日本折紙博物館を2001年

7月石川県加賀市に設立しました。

これまで協会が収蔵してきた作品10万点を展示、折り紙作品を常設展示する施設としては世界最大を誇ります。

設立以来、多種多様な折紙作品との出会いが見学者の皆様に深い感動を与えています。折り紙の持つ素晴らしさを感じ取っていただける施設として、日本の折り紙文化継承に貢献できるものと確信しています。また、北陸地方の新しい名所として、石川県加賀市を中心とした地域の活性化につながることを願っています。

 

● 日本折紙博物館成田国際空港店

2007年12月には、博物館の姉妹館を成田国際空港第1ターミナル中央ビル3階出発ロビーに出店しました。海外に出国する旅行者が立ち寄る注目スポットとして、日本の折り紙文化を海外に発信しています。